自分でできるバリアフリー対策

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普段からバリアフリーという言葉はよく聞く言葉ですが、
皆さんのお宅はバリアフリー対策を何かされていますでしょうか。

 

内閣府の発表している高齢社会白書によると、
高齢者の事故の発生場所は約8割が「自宅」だそうです。

 

また、高齢者だけではなく、
子供も自宅で怪我をすることはよくあります。
意外と家の中での怪我は多いものです。

 

しかし、リフォームとなるとお金がかかるし、
今具体的に実施しようとまでは考えていない人も多いかもしれません。

 

そこで今回は、よくある問題毎に分けて自分でできるちょっとしたバリアフリーをご紹介します。

 

 

1.滑りやすい

フローリングは滑りやすく、足腰が弱るとそれだけで転倒の危険性があります。
滑りづらい絨毯やカーペットを置くだけでも違いますが、
その場合は絨毯自体が動かないように、絨毯の端が浮かないように固定しましょう。
また、床用のコルクシートも売られていますので、そういったものを利用するのも手です。

 

 

2.段差

家の中にはありとあらゆるところに段差があります。
特に扉・襖の場所には古めの住宅だと大体段差がありますよね。

そういった場合は市販のミニスロープで段差を軽減することができます。
しかしながら段差でスロープを使っていても足が引っかかることもありますので、
傾斜は出来るだけゆるやかなものにしましょう。

 

また、風呂場の大きな段差の場合は、
バスボード段差調整用すのこが売られていますので、
そういったものを利用するのも手です。

 

 

3.掴まるものがない

何か手摺になるようなものが代わりに欲しい場合は
例えば重量感があって安定する家具を利用するのも良いでしょう。

 

例えば体重をかけてもびくともしない大きなソファーがあるならば、
移動の際に必ず通る動線に置くだけでそれを支えに歩くこともできます。

 

※もちろん、安定感のないものに体重をかけるのは危険ですので、
あくまでもしっかりと重量感があるもの限定でできることです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。
ちょっとした対策ならば、工事をせずともこのように
工夫次第で住みやすく安全な環境を整えることは可能です。

 

しかし、自分では対策がしづらい場合もあります。
例えば開き戸は開けた際にそのまま転倒に繋がってしまうこともありますし、
どうしても手摺が欲しい場所もあります。

 

自分で環境を整えるのがどうしても難しい時には、
都市建設がプロの目線からご相談に乗りますので、
お気軽にご連絡ください。

 

工事に関するご連絡
担当寺谷まで(090-8993-7079)